ヨーロピアンエクステリアを作るには、以下のポイントを抑えておく必要があります。
まず、「玄関アプローチ」。
ヨーロピアンと一口にいっても南欧風と北欧風の2種類がありますが、いずれも外構の選定が重要です。
南欧風の場合、柔らかい雰囲気かつ動きのあるデザインと、テラコッタなどの暖色系の色が特徴です。
アプローチには天然石などを使った土間コンクリートや、表札にはアイアンなどを使うと、さらに南欧風になります。
北欧風の場合、シンプルな木目や漆喰などのデザインと、白・青・灰色など抑えた色味が特徴です。
次に、「中庭」。
ここは、樹木と装飾アイテムの選定が重要です。
よく使われる樹木は、管理が容易な常緑樹シマトネリコやオリーブなどです。
根本のグランドカバーには、瓦やウッドなどのチップを使うことで温かみを出せます。
草食アイテムは、南欧風ならカラフルな色の石・ベンチなどが、北欧風なら枕木の小道・アンティークレンガなどがおすすめです。
次に、「フェンスおよび塀」。
ここは、デザインと素材の選定が重要です。
とはいえ、フェンスの素材選びは割と自由度が高めで、木目・磨りガラス・ステンドガラスなどいろいろな素材の中から選べます。
これらの中から、テイストに合った物を選んでください。
木目を選ぶ場合、天然の物を使ってもよいですが、耐久性の面からいうと樹脂やアルミ素材がおすすめです。
雨などにも強く、腐ることもありません。
天然素材よりも高価というのが難点ですが、経年劣化しにくいので長く保ってくれます。
そして、「ライティング」。
ここは、デザインが重要です。
南欧風にするならデコラティブにし、北欧風にするならスマートまたはアンティークにするというのが基本です。
ウォールライトなど、用途に適した物を選択しましょう。
また、表札を照らし出す間接照明や、スポットライトなどを置くのもよいでしょう。
これらの用い方次第で、ヨーロピアンなエクステリアを作り出すことができます。